かもがわ総研

ex機械メーカー→商社で勤務。読書感想や日常で気づいたことやを綴っています。タイトルのかもがわは、京都の鴨川のことです。

日本で増え続けるベトナム人の犯罪が意外と根深かった

先日のクローズアップ現代の特集が面白かった。 それについて思うところもあったので、展開したい。

 

テーマは日本で急増するベトナム人による犯罪。

言われてみればとそうだと思った。 最近訪れるコンビニや居酒屋の店員は中国人ではなく、 いつだってベトナム人だということに。。( 次いでミャンマー人かな)

 

ワンさんやフェンさんと名札に書いてあって、 中国人かと思い中国語で話しかけてみると、「 ワタシベトナム人なので分かりません。。」

 

そんな彼らの罪状のほとんどは万引きらしい。 ベトナム人による犯罪は近年増加の一方で、 ついに中国人による犯罪数を上回ってしまった。

 

ベトナム親日というイメージを持っている僕からすると、 理解に苦しんだ。 なぜ親日の彼らが外国人の中で最も多くの犯罪を犯しているのか。 しかし番組が進むにつれて、 ベトナムと日本にうごめく魑魅魍魎が見えてきた。

 

ベトナムでは日本語学校に留学を斡旋する業者がおり、 より多く紹介して入学させた分だけ手数料収入が増える。 そのため斡旋業者は、農村部の若者にまで手を広げて「 日本に行けば大金を稼げるぞ」 など吹聴してどんどんと日本へ送り込む。 神戸市のとある日本語学校は現在では生徒の99%がベトナム人に なったそうだ。

 

しかしASEANの一角として経済成長しているとはいえ、 日本に留学するための資金(155万円ほど) を一括払いするのは大金だ。 そこでベトナム人は資金を捻出するために留学前に借金することに なる。日本に行けばもっと多くを稼げるようになると信じて。。。

 

実際に日本で暮らしてみると、案の定というべきか、 生活は苦しい。 それを証明するようにベトナム人学生の大半が夜間バイトに勤しむ 。日本では工場やサービス業での人手不足が叫ばれて久しいので、 日本語学校には求人が殺到しているので、(選ばなければ) 仕事には困らない。

 

が、夜通し働くにもかかわらず彼らの収入は低いので、 借金のクビが回らなくなっていく。 借金が返せなければ家族に危害を加えるぞと脅され、 貸し手の言われるまま万引きを行うようになる。 これがベトナム人による犯罪が急増している要因になる。

 

この流れは止められそうにもない。なぜなら、 日本語学校の経営者は多くの場合、 人材斡旋の事業も掛け持ちしているからだ。 賢明な読者はもう気づいているかもしれないが、 留学生をはじめから労働者として雇うために受けて入れているので ある。 ベトナムの斡旋業者と日本語学校の経営者との利害が一致している のである。

 

雇用の受け皿といえば聞こえはよくなるが、 実態は蟹工船やタコ部屋と何も変わらない、 現代の奴隷制度でしかないだろう。これは驚くべき事実だった。

 

これ以前にも、 研修生と称して不当に安い賃金で海外から若者を連れてきて、 不足する人での穴埋めをするのは続いてきている。 実際に僕の前職の繊維産業の産地では、 中国人はもう集まらないのでベトナムやフィリピンまで出かけて工 場要員をリクルーティングしているということだった。

 

経営努力を行うのは当然のことではあるけれど、 法律を無視した条件で働かせていいはずがない。 少なからず日本に対して夢を抱いてやってきた彼らの心はズタズタ に踏みにじられて失意の中母国に帰るだろう。 どうしても利益を出せないのは経営者が無能であることが理由だし 、淘汰されるべきなのではと思ってしまう。

 

こんなことを続けていては日本はほかの国から完全にそっぽを向か れてしまう。 近い将来とんでもないしっぺ返しを食らうのではと危惧している。 いや、もしかすると中国人が減少したように、 もうすでに日本はスルーされ始めているのかもしれない。