中国語やってそうな人だなと思ったら案の定アタリだった話
会社の同じフロアで働いていて、違う本部の若手の人がいる。
直接の面識はないが、行動パターンが似ているのか、出社時のエレベーターホールや休憩スペース、タバコ部屋などで頻繁に顔を合わせる。
お互い顔は知っているが、話したことはないという気まずいパターンだ。
そんな彼が中国語で電話しているところを目撃した。とても流暢な中国語だった。
彼が中国語を話すのをみたとき思ったのは、やっぱりなという感想だった。
たぶんこの人は中国語話すだろうという予感みたいなものがした。
中国語を勉強していると、同じく中国語を話す人がそれとなく分かるときがある。
日本人で中国語を勉強するような人は(良い意味で)変わっている人が多いのだ。
今は分からないけれど、キャッシュレス化が浸透する前は中国語を学ぶ人なんて少なかった。大学の第二外国語ではみんなだいたいドイツ語、フランス語、スペイン語あたり。
中国語、しかも第二外国語を超えて留学などを含めて勉強しようと思う人は当時レアキャラだった。
そんなレアキャラに囲まれて中国語を勉強している中で、中国語を勉強している人共通の特徴に気づいた。
英語圏に留学する人はいろんな人がいるのでこれといった特徴は挙げづらいが、中国語はハッキリしていておもしろい。
4は、中国の(特に北方の)人は水のように飲める人が多いので、お酒飲めますよとおおっぴらに言わないだけかもしれない。ただ飲むとすぐに赤くなる人も多いという印象。
どちらかというとあまりコミュニケーションというかウェットな人間関係が得意でない人が多い気がする。
しかしその分、何か一つのことに特化していて一家言あるという人は多い。
ぼくはそういう中国語を勉強している人が好きだ。竹を割ったようなというかさっぱりした人が多いし、細かいことは気にしない。裏表がないのもいいところだと思う。
今まで接点がなかった彼にも、話しかける口実のようなものができたので、今度思い切って話しかけてみようかな。