かもがわ総研

ベトナムでもがく中間管理職です。営業、マーケ、法務、採用なんでもやってます。

日本でもかなり高級な理容室がベトナムでやっていけてる理由

昨年くらいから髪を切るところを美容室から理容室にシフトしています。

 

昔よくやっていた顔剃りが気持ちいいのを久しぶりにやってみたくなったのと、女性の美容師と世間話をするのが面倒になった(笑)という要因です。

キャバクラでもそうなんですが、女の子が知っている話題にこちらが合わせざるを得ないので結局恋愛とか美容の話(ぼくがマーケティングとか市場調査に興味があるので)をせざるを得ないのでモチベーションが上がらないときはサービス業の女性と話すのはしんどいだけなんです。

関西、特に大阪市内の理容室に限って話すと、ぼくがこどものころに通っていたようなふつうの街の床屋さんだけでなく、客単価5000円〜1万円を超えるような理容室としては高級な理容室が検索でヒットします。

おそらく身なりを気にされるハイクラスな人間たちが主な顧客なのだろうと思います。

そんな高級な理容室がベトナムにはあります。

 

そんな高い価格帯で繁盛するわけないがな、と思うじゃないですか?ところがどっこい、意外と顧客を捕まえてやっていけてるんですね。

まあ顧客はほぼほぼ日本人で間違いないです。しかも日本本社から派遣されてきた駐在員ばかりのはずなので、給与も高い。問題はそんな太客にどうやって継続して来てもらうかということでしょう。

収入が高い方はコスト意識も持っているので、ローカルで済ませたほうが安上がりじゃんと思われてしまうと次はありません。

美容室ならまだしも理容室なので、そこまで高度な髪型を希望するわけでもありませんので、カット技術にもそこまで差別化要素はないと思います。

となると決め手は「シェービング」なのかなと推測しています。顔剃り自体はローカル店でもやってるんですが、ローカルの問題はハサミやレザーをいちいち消毒しないことんですよね。

不衛生だなーというイメージにとどまらず、B型肝炎のリスクに晒されますB型肝炎とは、不用意な性行為(要は生でやるということ)、不衛生な注射針を経由して感染する病気でベトナムではこのB型肝炎のキャリアの人がけっこういます。そのため、ベトナム渡航する人の多くはA型肝炎(食事経由で感染)や狂犬病と合わせて予防接種を受けるケースが多いです。

理容室はだいたい月イチで通うことになるので、余計に感染の可能性が高くなってしまうんですよね。

そうしたリスクを完全に排除できるなら、、高めの日系でも払おうというインセンティブは十分に働くのかなと思いました。

ベトナムで小金をもっている日本人向けに日本価格でビジネスできたらべらぼうに儲かることでしょうね。

ベトナムのとある工業団地に出店している日本料理屋さんも、必ず日本人の客は離れないのでけっこう高めの価格で出しており、たいそう儲かっているそうです。

今後のビジネスのアイデアとして勉強させてもらいました。